YTS NEWS

News

紅こうじ被害 県相談窓口に58件の相談 吉村知事会見

全国的に被害が出ている小林製薬の紅こうじサプリについて健康被害が疑われる相談が県の相談窓口に7件寄せられていることが明らかになりました。

 県と山形市は4月1日、小林製薬の紅こうじサプリに関する相談窓口を県内5つの保健所に設置しました。
 4月4日の定例会見で吉村知事は、相談窓口には3日時点で、健康被害の疑われる相談が7件あったと述べました。

 相談があったのは庄内地域で4人、山形市で3人で、サプリを摂取した人から「尿の出が悪い」「血尿が出る」といった症状の相談が寄せられているということです。
 県では医療機関を受診するよう促しています。

 また、健康被害以外では58件の相談が寄せられていると話しました。
寄せられた相談としては「今のところ特に症状はないが心配だ」「紅こうじ以外の麹製品は問題なく食べられるのか」「購入した食品に紅麹色素が使用されているが食べても大丈夫か」といったものがあるということです。

【吉村知事】
「健康のために良かれと思って使用したところ、健康被害が出ているというのは大変つらいことだと思う。不安のある方は5つの保健所に相談窓口を設置しましたので、ご相談していただきたい。」

 県ではこれまで複数のドラッグストアから紅こうじサプリ商品の撤去を確認していて各保健所で販売状況などを引き続き確認しています。
 また、きのう台湾で発生したマグニチュード7.2の地震について県は救援金の募金箱を設置すると発表。

 吉村知事は「台湾は観光や経済、文化交流などで非常に重要な地域。一日も早い復旧、復興を願っている」と話しました。