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米坂線「鉄道としての復旧が必要」吉村知事が強調

 吉村知事は豪雨に伴い一部区間で運休が続くJR米坂線について、あらためて「鉄道としての復旧が必要」との考えを示しました。

 JR米坂線は2022年8月の豪雨により、長井市の今泉駅から新潟県の坂町駅の間で運休が続いています。
 3月26日にはJR東日本や山形・新潟両県の沿線の自治体関係者らが集まり、2回目の復旧検討会議が開かれる予定です。

 22日の定例会見で吉村知事は、JR米坂線が地域住民にとって重要で鉄道としての復旧が必要と強調しました。

【吉村知事】
「米坂線が重要な路線であり、鉄道での復旧が必要であるという地域の考えや米坂線の利用拡大策をしっかり展開していくということについて、JR東日本に対して伝えていく必要があると考えております。」

 いっぽうでおよそ86億円かかると試算されている復旧費用については、「現時点で費用負担にまで踏み込むのは早まった考え」などと話しました。
また県議会2月定例会で関連予算案を削除した県産フルーツの情報発信拠点「フルーツ・ステーション」については、「もう一度整理し、様々な意見を聞きながら、どのようにしたら県の果樹農業が成長していけるのか考えていきたい」と述べています。