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高畠町で山林火災 消火活動続く

 きのう午後、高畠町で発生した山火事は朝から消火活動が続いていますが、依然として鎮火には至っていません。

 きのう午後1時半ごろ、高畠町安久津の蛭沢湖の北にある山林で火事があり、隣県を含む防災ヘリ4機が出動し消火活動にあたりました。
 高畠町はきのう午後6時、災害対策本部を立ち上げ、県を通じて自衛隊に災害派遣を要請しました。
 きょう午前5時から消火活動が再開され、自衛隊のヘリ2機と防災ヘリ3機が出動しましたが、現在も鎮火には至っていません。

【松澤美月リポート】「民家が立ち並ぶすぐ近くまで煙が迫ってきています。現在も消火活動が進められていますが、まだまだ消火には時間がかかりそうです」

 町によりますと山の近くには10世帯17人が住んでいて、そのうち4世帯6人に避難指示を出しています。
 これを受け、住人は親族の家に避難しているということです。
 今のところこの火事による住宅への被害は出ていません。

【近くの住人】・男性「(Q.山火事はよくありますか?)2日間ぐらいの(山火事は)初めてだ。」・女性「(Q.きのうの夜はどう)過ごしましたか?)朝まで起きっぱなし。逃げろと言われた。危ないから。」「煙の方が多い。火もかなりあったけど、わーと燃えていた。」

 また、この火事で消火活動にあたっていた消防団の30代の男性1人が脱水症状で病院に搬送されましたが、意識はあるということです。
 火事の原因はわかっておらず焼失面積はきのう午後7時時点で18ヘクタールに及んでいます。
 県内では、今月に入り山林火災などが多発しています。
 県は「林野火災・野火等多発警報」を来月4日まで再び延長し、火の取り扱いに十分注意するよう呼び掛けています。