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結婚式を挙げられない夫婦に「夢婚」プレゼント

 出産や育児などが重なり結婚式を挙げることができなかった夫婦に式をプレゼントする取り組みが新庄市で行われました。

 菜の花畑を背にタキシードとウェディングドレス姿で登場した新郎新婦。
 式を挙げたのは新庄市に住む豊岡廣大さん柚衣さん夫婦。1歳の長女ゆあちゃんも一緒です。
「夢婚」と題したこの取り組みは、県内の婚礼業者らで組織する「山形ウェディング協議会」が様々な事情で式を挙げられなかった人に結婚式をプレゼントしています。
 今回選ばれた豊岡さん夫婦は2022年5月に入籍しましたが、出産や育児に専念するため式を挙げられずにいました。

 式の会場となった菜の花畑は3人でたびたび訪れた思い出の場所です。お祝いに駆けつけた親族らの前で、互いに愛し合い助け合っていくことを誓いました。

ゆあちゃんにキス
「お願いいたしまーす」
「おめでとうございます」

 これまでお世話になった人たちへ感謝を伝えたいと「夢婚」に応募した豊岡さん夫婦。
 幸せな家庭を築いていくことが何よりの恩返しと話してくれました。
「多くの人にお手伝いいただき、私たちだけではなく家族もみんないい思い出ができた」
「一番(の恩返し)は自分たちの幸せな姿を見せること。これから3人で幸せな家庭を築きたい」