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新県立博物館の建設候補地 白紙は避けられなかったのか 山形市は「活用を検討」

県が移転を検討している県立博物館についてです。これまで県が建設候補地として示していた県民ふれあい広場を含むエリアが白紙となりました。

新しい県立博物館について関心を寄せていた県民も多かっただけに白紙を避けることはできなかったのでしょうか。

現在、霞城公園内にある県立博物館は開館から50年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいるほか、収蔵スペースが狭く、保有しているおよそ30万点の資料を全て収められないことが課題となっています。

このため、県はこれまで有識者を交えた検討会議を開き、どんな博物館を整備するべきか協議を重ねてきました。
 
基本構想案が固まったのは26年2月。県は新博物館の建設候補地について、山形市桜町にある県民ふれあい広場を含むエリアとすると発表しました。

これは、県と山形市が共同で検討を進めてきた「新スポーツ施設」の検討会議で示された案で、「新スポーツ施設」と「新博物館」を同じエリアに整備することで、中心部のにぎわい創出につなげたいとしていました。

ところが。

「建設候補地の発表から1か月が経った今年3月、向かいにある山形美術館からの要望を受け新博物館の候補地について再検討が始まりました」

山形美術館は26年3月、隣接する最上義光歴史館を含む山形市大手町エリアを新博物館の建設候補地とすることと、エリア全体が文化観光拠点となるよう検討することを求める要望書を吉村知事に提出しました。

これを受け県は、県民ふれあい広場から道路を挟んだ山形市大手町エリアに新博物館を設置する方向で検討していましたが、このエリアは山形市が別途、活用を検討していることが判明。

県民ふれあい広場には新スポーツ施設のみ整備を進めることになり、新博物館の建設候補地は白紙となりました。

「慎重に練ってもらえればいいと思う。今の実績も踏まえて」
「いい土地が有効活用されないともったいないと思う。県民が集まるようなエリアになってもっと盛り上がって行けばいいなと思う」