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山形と宮城を結ぶ山岳観光道路「蔵王エコーライン」開通

 大型連休を前に山形県と宮城県を結ぶ山岳観光道路=「蔵王エコーライン」が開通しました。

 午前9時過ぎ…。開通2時間前にも関わらず、山形側のゲートには多くのドライバーたちが、列を作っていました。
 山形市から来たという先頭のドライバー。なんと、早朝5時前から並んでいるそうです。

「天気もいいので、(蔵王の)御釜と、残雪のコントラストが楽しみ」
「蔵王温泉行って、朝いちばんでここに来た。雪の壁が見てみたい。」
 開通を前に行われた式典には、山形・宮城両県の関係者120人が出席し、山岳観光の安全などを祈願しました。

「蔵王エコーラインの開通を宣言いたします。どうぞ!」
 そして午前11時、山形と宮城のゲートがそれぞれオープン。蔵王エコーラインが開通しました。
 ドライブを満喫し、休憩中というご夫婦に話を伺いました。

「きょうはどちらから?」
「きのう新潟から(来て)赤湯温泉に泊った。それできょう開通を知った。」
「偶然、きょうは結婚記念日なんです。きのうもホテルでいっぱいもてなしてもらって良かった。」
「おめでとうございます」

 最も高いところでおよそ6mの雪の壁がドライバーたちを出迎え、青空と残雪が見せる絶景が広がっていました。

【上山市観光・ブランド推進課 佐々木慶課長】
「蔵王は世界に誇れる蔵王だと思っている。自然、温泉、食、そういった四季折々の色々な魅力があるので、国内外の多くの方に、この魅力を味わっていただきたい。」
「蔵王エコーライン」は、凍結のおそれから5月7日の朝まで夜間通行止めとなります。