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南陽市山林火災 消火活動続く

南陽市の山林火災は発生から3日目の現在も鎮火に至っておらず、消火活動が続いています。焼失面積はおよそ135ヘクタールまで拡大しました。
 おととい、南陽市宮内で発生した山林火災。きょうも午前5時ごろから自衛隊のヘリや隣県を含む防災ヘリなど合わせて6機と消防署員や団員およそ70人が消火活動を行いましたが、鎮火には至りませんでした。この火災による焼失面積はきのう午後5時時点でおよそ95ヘクタールでしたが、きょう正午時点で135ヘクタールまで拡大。県によりますと過去10年で最も被害が大きいということです。
(近隣住民)「地元でもほとんど最近は何十年と火災がないので久しぶり。びっくりしている。もう3日目ですからね、 早く鎮火してほしい。」
 市によりますときのう市内の3地区に発表された「避難指示」は現在も継続中で深夜にも消防団員による見回りや警戒が行われるということです。
発生から丸2日以上が経った現在も燃え続け懸命の消火活動が続く南陽市の山林火災を振り返ります。
(近隣住民)「朝起きたら(山が)真っ白だから・・・」
おととい午後1時前、「山の中腹から煙が上がっている」と119番通報がありました。70代の男性が足にやけどをしたほか、山小屋やトイレが燃えました。
この日は県の防災ヘリなどが消火活動にあたるも鎮火には至らず、焼失面積はおよそ40ヘクタールに。そして、2日目のきのうは午前5時ごろから消火活動を再開し隣県を含む防災ヘリなど合わせて6機が消火にあたりました。しかしこの日も火の勢いは収まらず、焼失面積はおよそ90ヘクタールまで拡大しました。
(住民)Q「山火事は住んでいて初めて?」A「初めて。怖いね。びっくりする。」
GW中の出来事に観光客にも影響が・・・
(観光客インタ)宮城「一晩中、旅館も煙臭くて。夜は山も赤くなっていて、朝はヘリの音で、目が覚めた。」
南陽市は、148世帯410人に避難指示を出して避難所を開設。市によりますと昨夜は3つの避難所に15世帯26人が避難したということです。そして、けさも午前5時ごろから消火活動が再開されましたが鎮火には至らず、きょう正午時点の焼失面積はおよそ135ヘクタールに及びました。 現在、避難所に避難している人はいませんが、避難指示は継続されています。県は先月から発表している多発警報についておとといに4度目の延長をして注意を呼びかけています。