YTS NEWS

News

県内初「学びの多様化学校」開校へ 不登校の子らに

 上山市は、不登校の児童・生徒のために県内初となる「学びの多様化学校」の開校を予定しています。
 こうした教育分野に役立ててもらおうと、県内企業が市に寄付金を贈呈しました。上山市役所で行われた贈呈式では、市が今年度から設立した教育基金にスーパー「ヤマザワ」の教育振興基金から100万円が寄付されました。

 上山市では小中一貫となる「学びの多様化学校」の開校準備を進めていて、寄付金の一部は学校の設立などに役立てられます。
「学びの多様化学校」は不登校の児童・生徒を対象に特別な教育過程を編成して学びを支援する学校で、これまでに全国で35校が開校しています。

全国と同様に不登校の児童・生徒が増加する中、それぞれの子どもたちに合った学びの場を提供するのが目的です。
 開校すれば県内初となります。

【山本幸靖上山市長】
「(不登校の)子どもたちが自分たちの気持ちを分かってもらえる、そういう学校の一つにこの学びの多様化学校がなればいい。県内では一校も無いという状況なので、上山市の取り組みをぜひ、いろいろな自治体の方に見てほしい」

「学びの多様化学校」は、2025年4月に開校する予定です。