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目の不自由な人に鉄道の安全な利用法を伝授 山形駅

 目の不自由な人たちに鉄道の安全な利用方法を知ってもらおうとJR山形駅で講習会が開かれました。

日本盲導犬協会が開いた講習会には県内に住む8人が参加しました。
 JR山形駅で目の不自由な人を対象に講習を行うのは初めてです。

 切符の購入では画面ではなく数字ボタンを使い金額を入力する方法について協会職員から説明を受けていました。

【三瓶岩夫さん】
「事前に行先までの運賃を調べて、金額だけを入力して切符を買うというのが新鮮な感じでした。」

 続いてホームでは電車との隙間を杖で確認するなどして乗車していました。

「(車体の)床を確認します」

 日本視覚障害者団体連合の調査によりますと回答した目の不自由な人のおよそ3割がホームから転落の経験があるということです。

【三浦保志さん】
「きょう教わったことをしっかりと実践していけば、かなり安全に鉄道利用ができるのではないかと思います。」

 日本盲導犬協会では今後も講習会などを通して事故防止に努めたいとしています。