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地域おこし協力隊に現役ランナーのベンジャミンさん 箱根では区間賞

新年度が始まり米沢市の新たな地域おこし協力隊員に辞令が交付されました。今回、着任するのは市の担当者も応募に驚いたというある分野で実績のある外国人です。
 米沢市の地域おこし協力隊に任命されたのはケニア出身のガンドゥ・ベンジャミンさん32歳です。

【ガンドゥ・ベンジャミンさん】
「わたしは走る事大好きです。いろんなマラソン駅伝大会に出てきました。」
 ベンジャミンさんは日本大学時代に箱根駅伝で2区区間賞を獲得したほか実業団チームなどでも活躍したマラソンランナーです。マラソンの競技力強化を目指す米沢市がコーチとして指導ができる現役のランナーを募集していたところベンジャミンさんからの応募があったということです。

【米沢市スポーツ課 富取桂樹課長】
「まさかここまで超一流の方が応募してくださると思っていませんでしたので、素直に「本当か!」という驚きが一番にあった」

2020年8月から3月まで栃木県壬生町の地域おこし協力隊として任期中は町内の小中学校などで子どもたちのランニングの指導などにあたってきました。
 また、国内のマラソン大会に出場し優勝を重ねるなど現在も選手として活躍しています。米沢市でも同様の活動をすることになっていて4月末に県内で開催される駅伝大会にも早速出場するということです。低迷する駅伝チームの強化も期待されています。

【ガンドゥ・ベンジャミンさん】
「米沢はいいところです。色々なトレーニングコース走っているとがんばれと声をかけてくれる。優しい人がいっぱいいる。いいところです。学校や子どもたちと一緒に走りランニングフォームを教える、これが一番だと思う。米沢のスポーツは将来明るいと思う」

 ベンジャミンさんの任期は最長で3年間です。