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「山めん寒ざらしそば」寒風にさらして風味増す

 江戸時代将軍家に献上していたそばを再現したという「山めん寒ざらしそば」の試食会が行われました。

そば作りでは、まず山形市のそば店などが加盟する組合が1年で最も寒さが厳しくなるとされる「大寒」に合わせ収穫したソバの実を冷たい沢水に2週間ほど浸したあとおよそ1カ月寒風にさらします。
 厳しい寒さを乗り越えることでより一層甘みや風味が増したそばになるということです。

 しかし、ことしは寒風にさらす2月が暖かく味への影響が懸念されていましたが職人たちも納得のおいしいそばになりました。

「いただきます。のど越しツルツル。すすった瞬間に広がるソバの香り。噛めば噛むほど出てくるうま味と甘み。ソバの真骨頂。おいしい」

 きょうは生産者やそば愛好家などを招いた試食会が行われました。

「とてもおいしいです。サクラの前の1つの楽しみ春が来たなという感じがする。」
「2杯目です。雑味がなくて甘みが引き出されている。手間暇がかかっている分とてもおいしい。あと1杯は食べられそう」

「山めん寒ざらしそば」は山形市を中心におよそ30のそば店で4月3日から順次提供されます。