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コメの概算金の下落 販売現場の懸念 コメ余り「全部買い取ってくれるのか…」
前の年に比べて大幅な下落となった今年のコメの「概算金」。生産現場だけでなく販売業者にも不安は広がっています。
酒田市の「庄内米穀」。地元・庄内のコメを中心に精米や販売などを請け負っています。
【庄内米穀 阿部利明さん】
「他県の概算金が既に出ていたから、大体それくらいになるだろうと思っていた」
7日、JA全農山形が発表した県産米の主要3品種の概算金は、「つや姫」が2万円、「雪若丸」が1万7200円、「はえぬき」が1万7000円と、金額・上げ幅ともに過去最高だった25年に比べ、1万1000円以上の下落となりました。
農家の間では、今後の経営への不安が広がっていますが、販売現場には別の懸念もあると言います。
「JAが全てその価格で買い取ってくれるのかというのが一番疑問なところ。他県を見るとそうではないみたいなので」
関東の一部JAでは、事前に取り決めた契約量を超えて、農家がコメを出荷したい場合、超えた分については概算金よりも大幅に低い額で買い取ると発表しているところもあります。
「今まで(量が)超過したから安くするぞっていうのはあまり聞いたことない」
背景にあるのが、全国的に深刻な問題となっている「コメ余り」です。
「おそらく令和7年産のコメの在庫を抱えているところは、倉庫もないし(売れていないから)お金も確保できていないのだろうと」
県内では、今のことろこうした動きは見られず、JA全農山形は需要環境が大きく改善するなどした場合、今回の概算金に追加での支払いも検討していくとしていますが、先行きは見通せません。
こうした懸念がある中、庄内米穀でもこれから新米を仕入れる予定ですが、26年はその量も慎重に判断せざるを得ないと考えています。
「なるべく在庫をおかないようにしようかなと。必要な分だけ仕入して短期間で回していくようにしたい」
一方、8日の定例会見で吉村知事は今回の概算金について、生産コストの目安を下回る厳しい水準だと指摘し、今後のコメ生産に影響が及ぶ可能性について懸念を示しました。
【吉村知事】
「生産者の所得確保や営農継続の観点において厳しい水準でありますので、生産者の経営意欲の低下や担い手の不足につながるのではないかと大変懸念をしております」
県は今後、JAなどと連携し、県産米の販路拡大やPRに力を入れる方針です。
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