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県産ブランド米 仙台でも価格下落 卸売り業者は“コメ余り”の状況
全国的に値下がりの傾向となっているコメの価格ですが、県産のブランド米がお隣・宮城でもこれまでに比べて安い価格で販売されています。
背景には、コメ余りを受けた卸売業者の値下げの動きがあります。
「こちら、仙台市内の販売店ですが宮城県産のひとめぼれが5キロ4760円。一方、山形県産のつや姫が4360円と山形県産米の方が安くなっています」
【米工房いわい 岩井一剛社長】
「(山形県産米が)安くなったねと言うお客様が多くて、つや姫など売れ行きがとても好調」
仙台市にあるコメの販売店「米工房いわい」では、5月上旬から山形県産のコメを2割ほど値下げしました。
仕入れ先である山形県内の卸売り業者が、価格を値下げしたことが背景にあります。
「お客様に還元出来る、安く提供出来るというのは非常に嬉しく思っている」
通常は、輸送コストなどの影響で、山形県産米の方が販売価格は高くなるということですが、現在は宮城県産の方が高いという逆転現象が起きています。
「宮城県産が値段が下がらない状況なので、山形県産の販売を増やして対応している」
岩井社長は今後、価格の乱高下に振り回されることがないよう、国の施策による価格の安定を求めています
「適正な価格を上手く農家と消費者のバランスが取れるように国を挙げて対応していただきたい」
その卸元である、県内の業者は厳しい経営を強いられています。
【庄内米穀・阿部利明社長】
「おそらくスーパーなどに販売している納入元の会社は、100%赤字で出している。高い在庫を安く売らざるを得ないという状況になっている」
県内の卸売り業者の多くは、25年の高値の時期に仕入れたコメの流通が滞るコメ余りの状況にあり、現在、仕入れ値より安い価格での販売を余儀なくされているといいます。
「在庫を消化しない限りお金にならない。現金化しない限り、次のものも仕入れができない。非常に苦しい状況」
こちらの業者は、比較的順調に在庫を消化しているということですが、コメの処理に困った同業者から精米だけを依頼される「委託精米」が増えているといいます。
手元にある在庫を少しでも減らそうとする動きが、米どころ庄内で広がっているとみられます。
「生産者の方から流通を担う我々のような業者まで、全員が納得できるような価格で流通できるようになればいい」
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