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ニジサクラ認知度向上・消費拡大へ 2023年デビューのご当地サーモン

こちらの魚は、県が独自に開発したご当地サーモン・ニジサクラです。

ニジサクラはニジマスとサクラマスを掛け合わせた魚です。このニジサクラの認知度の向上、消費拡大につなげようと、山形市でワークショップが開催されました。

ニジサクラは、2017年に県の施設で誕生した養殖用の魚で、2023年に本格デビューした山形独自のご当地サーモンです。

ワークショップに招かれたのは、養殖者者や飲食店の関係者たち。はじめに県の担当者からニジサクラの性質や、生産状況について報告がありました。

県によりますと、デビューから3年を迎えたニジサクラですが、その認知度は生産量や流通の問題から伸び悩んでいるということです。一方、生産者からは期待の声も上がっています。

「自分で養殖してみてこんなにうまい魚はない。とにかく刺身が一番。ほどよく醤油に脂が浮いて、あれが何とも言えない」

会場ではニジサクラの更なる活用法を考えようと、イタリアンレストランアルケッチァーノの奥田政行シェフが作った様々な種類の料理が振る舞われました。

「鮮やかなサーモンピンク。いただきます。上品なうまみが口に広がる。ほどよく油も乗っていてとってもおいしい」

県ではニジサクラの生産拡大や販売支援に助成金を設けるなどして、地域資源としての活用を進めたい考えです。

【ニジサクラブランド推進協議会 小泉篤会長】
「まだまだ生産量は少ない状況。これからは更なる認知度向上に向け、こういったPRに力を入れていきたい。

ニジサクラの刺身だけでなく、フライやムースなどもいただきましたが、調理法によって柔らかさや味わいもガラッと変わってどれも違う良さがあり、とても美味しかったです。実際に、飲食業界の方たちにも味の感想を聞いてきました。

【日本料理 天華 芳賀俊樹 統括】
「すごく食べやすい。奥田シェフも言っていたが、みずみずしさがあってとても美味しい魚だと思う」

【こころの宿 一龍 宇野常広 総料理長】
「自分は和食なので、和食としては蒸したり刺身しかできないが、ムースにすることが気になり、試してみようかなと思う。」

ニジサクラは プロの料理人からみても大好評でした。県の新たな特産品として売り出していきたいところですが、残念ながら、認知度や消費量は まだまだ及んでいないのが現状です。
 
こちらは、県が発表している「ニジサクラの目標生産量」です。1匹1キロ換算とした場合、25年に 1トン1000匹、26年には 3.5トン3500匹、そして28年には 5トン5000匹と増やしていくことを目指していますが、実際の生産量を見てみると、デビューした年は3000匹でしたが以降は減少傾向が続いていて、25年は過去の水害の影響などもあって800匹 となりました。

ニジサクラは、大きくなるまで3年以上かかる、きれいで20度以下の水が大量に必要、大きな飼育池が必要な魚で、飼育に適した土地が限られてしまっています。

さらに、病気にかかりやすいことから死んでしまう個体が多いことなども挙げられます。

県は、生産拡大に向けて、生産者に対する技術的な支援や飲食業界に向けて、さらなるPRを行う予定だということです。