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「やまがた紅王」の早期ブランド化目指す

 山形県を代表する農産物「サクランボ」のブランド力強化について話し合う会議が山形市で開かれました。
 デビューから2年目の「やまがた紅王」の早期ブランド化を目指します。
 会議の冒頭、県内サクランボの2023年の生産状況について、収穫量がおよそ1万3000トン、産出額がおよそ378億円だったことなどが報告されました。

 また、ことしの生育状況は3月下旬から4月中旬にかけての平均気温が平年より高く推移した影響で、生育が早まっています。
 村山地域の平坦部の「佐藤錦」は、4月21日ごろに満開期を迎えるなど、サクランボの生育が平年より4日から6日ほど早い状況です。

 一方、デビューから2年目を迎える「やまがた紅王」の早期ブランド化が会議の重点課題となっていて、安定した大玉を生産するための栽培マニュアルの充実化を図るほか、県内外でのプロモーション活動に力を入れていくことを確認しました。

【県農林水産部 星里香子部長】
「デビューしたばかりの品種でございますので、生産者、集荷業者などみんなでブランド力を高めていく形で、やまがた紅王をみんなで育てていきたい。」

 県によりますと「やまがた紅王」の出荷量について、去年の17トンから2倍以上の40トンを見込んでいるということです。