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サクランボの生育、平年より4日早く 霜被害少なく

 県は今シーズンのサクランボについて霜被害が少なく生育は平年より4日から6日早いと発表しました。

 きょう開かれた県議会農林水産常任委員会では主な農産物の生育状況について示されました。
 暖冬となった今シーズン、露地サクランボの「佐藤錦」の生育は平年より4日から6日ほど早く、村山地域の平坦部では今月21日ごろ花が満開を迎え、霜被害も少ないということです。

 また加温ハウス栽培のサクランボにおいては燃料高騰に伴い加温温度を低めに設定した生産者が多く、さらに先月の日照不足の影響もあり生育は前年に比べて遅いものの、品質は良好です。

それから去年12月に鶴岡市の県水産振興協会が管理していたニジサクラの幼魚およそ1000匹を赤川水系に放流していた問題にも言及。
 おとといまでにニジサクラの可能性がある魚が釣れたという情報が4件寄せられていてうち3個体の胃からザリガニや小魚などが確認されたということです。

 県はニジサクラには生殖能力がなく繁殖はしないものの、生態系への影響については分からない部分があるとしてニジサクラと見られる魚が釣れた際は放流せず県に情報提供するよう呼びかけています。