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和紙のひな人形、川に流して厄払い 西川の伝統行事

 紙でつくったひな人形を川に流して厄払いをする伝統行事「流し雛」が西川町で行われました。

 「流し雛」は汚れや災いを形代と呼ばれる和紙で作ったひな人形に託して川に流す行事で2024年で27年目を迎えます。
 西川町の料亭「玉貴」では毎年旧暦のひな祭りの時期に行っていて、きょうは町内外のこどもたちおよそ20人が願い事を書き込んでいきました。

「病気にならない健康な身体になりますようにと書いた。」
「ダンスをうまく踊れますようにと書いた。NiziUみたいなダンスを踊りたい」
「お金持ちになれますようにと書いた。大谷翔平と同じくらい。」
「思い思いに願い事を書いた子どもたちがその形代をこれから川に流します。」

 願いが書かれた紙人形は近くを流れる寒河江川に浮かべられました。

「今年震災もあったので地震や火災がなくなることを願いながら流した」
「願いが叶えばいいなと思いながら流した。たぶんお金持ちになれそう」

 願いをのせてゆるやかに流れていく雛に参加者は手を合わせて祈りを込めていました。