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なり手不足の解消へ 高校生が小学校教員を体験 授業をサポート

小学校の教員数が減少している現状についてお伝えします。

こちらは県内の公立高校の教員における27年度の採用見込み数と、志願者数を示したものです。志願者数は小学校、中学校、高校ともに前年度に比べて減少しているのがわかりますが、特に小学校の教員は減少幅が大きくなっています。

そして、採用見込み数と比較します。志願者数を採用見込み数で割った倍率を見てみると、高校は4.8倍、中学校はおよそ2.64倍、小学校はおよそ1.19倍となっているのが現状です。

県によりますと、10年前の小学校教員の志願者数は362人、5年前が287人なので、志願者数・倍率ともに年々大きく減少しているのがわかります。

さらにこちらは文部科学省が調査している小学校の教員不足率というものですが、この不足率は、教育委員会が学校に配置すると定めた教員数に対して、臨時職員などの確保ができずに生じている欠員数を表したものです。

前年度の山形県は1.04%と、100クラスがあれば1クラス以上で教員が足りないというもので、全国平均の0.44%と比べても大きく上回っているのがわかります。

このように県内の、特に小学校の教員が不足している中で、19日は進路を考える高校生たちが小学校の教員体験セミナーに参加しました。

この取り組みは、高校生のうちから小学校の教員への理解と関心を深めてもらおうと、6年前から行われています。

19日は寒河江高校と致道館高校、酒田東高校から希望した生徒29人が参加し、山形大学付属小学校の授業で教員のサポートにあたりました。

「算数の授業です。児童たちの答えを高校生がチェックしています。その目を見てみると楽しそうに輝いているように見えます」

そのほか、体育の授業に参加したり、休み時間に児童と交流したりしながら、教員の仕事を肌で感じていました。県によりますと、過去にはセミナーに参加した生徒が実際に大学の教育学部などに進学したケースもあったということです。

【寒河江高校2年 竹林大和さん】
「将来の夢が教師になりたいということもあって、実際に子どもたちと関わってみることで将来の夢について考えるいい機会になるのかなと思い参加した。今日学んだ子どもたちと関わることを生かして頑張っていきたい」

【寒河江高校2年 森谷実由さん】
「教員になりたいと前から思っていて、子どもが好きなので、今日は子どもと触れ合うことができてすごい楽しかったし、新たに学びもあってとてもよかった」

教員歴9年目の青柳さんは教師を続けている上で、やりがいが支えになっているといいます。

【山大付属小 5年2組担任 青柳新太郎さん】
「(教師は少なくなっているが)様々な教員を取り巻く環境だけではないので、やりがいだったり子どもたちとの関わり子どもたちの成長を感じられる機会を一番そばで見守ることができるので、そういったところを高校生たちに感じていもらえたら嬉しい」

高校生たちは、現場を見ることでより教員への思いを強くしているように感じました。ただ、高校生たちに話を聞くと教員に対して、期待と不安が半々であるようです。

まずは期待する面についてですが、子供の成長を手助けできることや、子供たちの成長を見届けられるなど、子供たちとの関わりを大切にできることなど、子どもたちと関わることでのやりがいが大きいようです。

一方で、不安な面は課外活動などで休日がなくなることや、働く時間が長そう、体力が大変そうなど、働く時間と体力が特に心配なようです。

県内の人口が減少している中で、教員不足を解消するのは簡単ではありませんが、子どもが好きで希望を持っている若者もいるので、不安を解消していくような取り組みが必要になると感じました。