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車の浸水 命を守る備えや対処法は 千葉豪雨で多数の被害 閉じ込めで死者も  

「今月、千葉県を襲った記録的豪雨では道路が冠水し動けなくなる車が多く見られました。県内でもこのようなアンダーパスでは車の水没のリスクが高まります。もし、冠水して車内に閉じ込められた場合、私たちはどのような対応を取るべきなのでしょうか」

8月13日から14日にかけて千葉県を襲った豪雨では、各地で道路が冠水し、車の水没による死者も確認されています。

県ではこうした大雨で冠水の危険がある道路として県内78カ所のリストを公開。しかし、こちらは2008年に作成されたもので、千葉県の豪雨と同じ水量が降れば被害が拡大する可能性があります。

実際、今年山形市が作成した内水氾濫のリスクを示すハザードマップでは、市内だけでも60カ所で冠水の恐れがあると示されています。

JAF山形支部の野川智伸さんは、被害を防ぐためにまずは豪雨での運転は避けるべきだと話します。

【JAF山形支部JAF認定セーフティアドバイザー 野川智伸さん】
「まず冠水した道路に入らないのが大前提だがアンダーパスや水が集まりやすい場所低い土地などは特に注意が必要」

こちらはJAFが行った冠水路での走行実験です。車は時速10キロで水深60センチの中を走って行きますが途中で停止してしまいました。エンジン内部に水が入ったことで動かなくなったと考えられています。

また、速度を30キロに上げて走ると、巻き上げる水の量が増えエンジンに大量の水が入りすぐに停止しています。

『まさかこんなに深いとは』『行けると思った』という言葉をよく聞いたので、このくらいだったらと油断はしないでもらいたい」

一方、道路の冠水に気付かず走行し、車が浸水してしまう可能性もあります。

こちらの実験では水圧でドアを開けることが難しく、5分ほどでハンドルが隠れてしまうほどの水が入ってきていることが確認できます。このような状況で重要となるのが脱出するための道具です。

「脱出用のハンマーと言われるものがあり、このように叩いて割る物と押し付けて割るタイプがある」

こちらの映像は車内にある様々な物をつかった脱出の様子です。

ビニール傘やスマートフォンなどで脱出を試みましたが、狭い車内では力が入れにくく水の抵抗もあるため窓を割ることが出来ず。脱出用ハンマーのみで割ることが出来ました。

「ガラスに当てる時はできるだけ隅に当てた方が割れやすい」

なお、車のフロントガラスはフィルムが入っていて割れないので注意が必要です。

豪雨災害に備え、脱出方法を覚えておくことも重要ですが、一番は危険な場所を知ることだと野川さんは言います。

「ハザードマップを見て自分の通勤ルートを確認し事前に危険個所を把握しておく。特別警報などが出た場合、テレビやラジオなどで情報収集し、危険な場所を避けて通るルート選択や事前の準備をしてほしい」