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農業労働力確保へ 新たな人材派遣システムを活用 JA全農山形が協定締結「労働力不足も不作の一因」

「不安。しっかり収獲できるか、もぎきれるか」

収獲時期を前に農家を悩ませる労働力不足。その課題の解決に向けて、新たな人材派遣のシステムが始まります。

JA全農山形と連携協定を結んだのは、人材派遣などを行っている「そうしんアグリ」です。

この協定では、JA全農山形が窓口になり、依頼を受けた「そうしんアグリ」が、農家が求める人材を現地に派遣します。

協定締結の背景にあるのが、2年連続の不作となっている県産サクランボです。

【JA全農山形 長谷川直秀 県本部長】
「異常気象、これが一番の要因ではありますが、本日の主題であります労働力不足、これも大きな要因かと思っております」

受粉期が終わり、摘果の時期を迎える県産サクランボ。

加温栽培のハウスでは、一足早く収穫作業が行われています。

【軽部さくらんぼ園 軽部賢太さん】
「ならせる方ももちろんだが、なってからの方が考えることが多い」

寒河江市の農家・軽部賢太さんは、間もなく始まる「路地もの」の収獲を前に労働力確保に気をもむ日を送っていると言います。

「高温障害もあるので、早くもがないと、物が悪くなる状況が続いているので、いかに早く収穫できるかが大事になってくる」

軽部さんは、そうしんアグリによる人材派遣の利用を25年から始めました。収獲やパック詰めはもちろん、危険を伴う高所作業など、専門技術を持った人材も派遣されるため、その効果は大きいと言います。

高齢化や不作によって離農する農家も増える中ですが、軽部さんはこの人材派遣の後押しもあって、栽培面積を拡大することにつながっています。

「すごく助かります。人手を集める力を注がなくて良い、我々もつくる方に専念できると思う」