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台湾地震 山形県内企業や現地の声を聞く

 全国ニュースでもお伝えしているように台湾で発生した地震で大きな被害が出ています。
 観光やビジネスなど県内との接点が多い台湾での地震に関係者からは心配の声が聞かれました。
 台湾当局によりますと、日本時間の午前9時ごろ、台湾東部でマグニチュード7.2の地震が発生しました。

【山形大学 許先生】
「地震だと思って起きたらだんだん強くなってきて、2分程度以上かかるかな通常よりずっと長い揺れが続いていた感じがした。」

 当時の様子を語るのは、山形大学の人文社会科学部の許准教授です。
 研究のために台湾に出張していました。滞在していた台北市で大きな被害はなかったものの通勤時間帯ということもあり影響は大きかったということです。

「揺れが発生した時は、地下鉄が一旦停止して、そのままずっと停止していたという話を聞いた。」

 許准教授のほか、山形大学では学生2人が台北の大学に留学をしていますが、いずれも無事を確認しています。
 また、山形大学によりますと台湾から山形に11人が留学していて現在6人と連絡が取れていません。大学では台湾に帰省している可能性もあることから安否確認を進めています。
 一方、山形県にゆかりがある台湾の観光コーディネーターは今後の観光業への影響を懸念してます。

【ホウさん】
「あすから台湾は、4連休に入る。ニュースで流れているが、キャンセルの電話が結構多かった。」

 そのほか県内企業では、山形市に本部を置くガラス製品などの製造会社「東ソー・クォーツ」が台湾西部に工場を展開していますが、日本人従業員や現地スタッフなどにけがはがないということです。
 山形テレビの取材に対し、広報担当者は、「日本企業が多く進出する台湾西部は比較的被害が少なく、工場の設備にも被害はなかった。今後、物流なども含めてどんな影響があるのか注視しなければならない」とコメントしています。