2026年6月13日放送
東根の初夏を走る特別な21キロ 第23回「果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会」
6月7日、東根市神町で開催された「第23回 果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会」を取材しました。 7年ぶりにエントリー数が1万人を超え、県内外から多くのランナーが集まった今大会。走る楽しさはもちろん、東根ならではの“さくらんぼ愛”をたっぷり感じられる一日でした。

今回取材した「果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会」は、東根の初夏を代表するイベントのひとつです。7年ぶりに1万人を超えるランナーがエントリーし、会場はスタート前から活気に包まれていました。
県内外から参加したランナーたちに人気の理由を聞くと、やはり多くの声が集まったのが“さくらんぼ”。 「さくらんぼ並木を走れること」や「さくらんぼを味わえること」が、この大会ならではの大きな魅力になっていました。
東根市は、佐藤錦誕生の地として知られる場所。収穫時期にあわせて開かれるこの大会では、参加賞として旬の佐藤錦が用意されているのも特別感があります。走る前から、東根らしさをしっかり感じられる大会です。

ハーフマラソンの部でランナーが走るのは、東根市の中心部およそ21キロ。沿道には子どもたちの姿もあり、あたたかな応援が続きます。
コースの中でも印象的なのが、さくらんぼ畑の中を走る通称「サクランボロード」。木々が立ち並ぶ区間は、時折吹く風が心地よく、初夏の東根を全身で味わえるような景色が広がっていました。
色鮮やかに実ったさくらんぼに迎えられながら走る時間は、この大会ならでは。日差しの強さを感じる場面があっても、沿道の声援や景色の変化が、ランナーの背中を押してくれます。走ることそのものに加えて、土地の魅力を感じられるのが、この大会の大きな魅力だと感じました。

この大会を語るうえで欠かせないのが、エイドで提供される東根市産の佐藤錦です。 ランナーたちを待っていた真っ赤な実は、見た目にも鮮やかで、疲れた体にうれしいご褒美。実際に味わった参加者からは、「甘い」「おいしい」「元気が出る」といった声が次々に聞かれました。
地元自慢のさくらんぼを、より多くの人に味わってもらいたいという思いが込められているのも、この大会らしいところ。走るイベントでありながら、東根の特産品をしっかり体感できるのはうれしいポイントです。
21キロを走りきったランナーたちの表情からは、大きな達成感が伝わってきました。 「声援がすごくて楽しかった」「さくらんぼもおいしかった」「温かくていい大会だった」――そんな感想が多く聞かれたのも印象的です。
厳しさのある距離の中でも、沿道の応援やエイドのさくらんぼが力になり、最後まで前に進む支えになっていました。ゴールの瞬間のうれしさはもちろん、街ぐるみでランナーを迎える空気そのものが、この大会の魅力なのだと感じます。



