2026年5月16日放送
長年愛され続けるボートハウスに地元野菜を使った極上ピザを堪能!
今回訪ねたのは、村山市にある「東沢バラ公園」のボートハウスと、旧校舎を活用した交流拠点「Link MURAYAMA」です。 湖の上で楽しむ開放的なひとときと、地元の食材を生かした焼きたてピザ。自然の心地よさと、地域の新しいにぎわいを感じる時間が広がっていました。

東沢バラ公園の奥へ進むと見えてくるのが、湖畔のボートハウス。木々に囲まれた道の先に湖がぱっと開け、到着した瞬間から気持ちがほどけていくような景色が広がります。
案内していただいたのは、ボートハウスを営む斉藤さん。さっそく一番人気だというスワンボートに乗って湖へ出ると、風の気持ちよさと、ゆったり進む水面の心地よさに思わず見入ってしまいます。 おすすめの眺めは、遠くに見える葉山と雪景色のコントラスト。街なかではなかなか出会えない、のびやかな風景が楽しめます。

この湖は、夏に田んぼへ水を引くため、今の時期が最も水位が高いそうです。水がたっぷりある時期ならではの楽しみのひとつが、木々の近くまでボートで寄れること。自然がぐっと身近になり、ちょっとした冒険気分も味わえました。
このボートハウスは、東沢バラ公園の開園翌年にオープンし、来年で70年を迎えるとのこと。長く親しまれてきた場所ですが、運営する人の高齢化をきっかけに、斉藤さんたちが3年ほど前に引き継いだそうです。
「何とか残していこう」という思いで受け継がれたこの場所には、地域に愛されてきた歴史がしっかり息づいていました。 一方で、自然を相手にする難しさもあります。去年の夏は記録的な猛暑と少雨の影響で水位が大きく下がり、湖の底が見えるほどになって、シーズン途中で営業を終えざるを得なかったといいます。
それでも、今ある水辺の魅力を精いっぱい楽しんでもらいたい――そんな思いで営業を続ける姿が印象的でした。 さらに最近は、今年度公開予定の映画『LAST DANCE 最後の遊戯』のロケ地にも選ばれたそう。昔からの風景と新しい話題が重なり、この場所の魅力がまた広がっているように感じました。

続いて足を運んだのは、村山市の市街地にある「Link MURAYAMA」。こちらは、旧楯岡高校を改修して生まれた交流拠点です。
大正10年の創立以来、多くの卒業生を送り出してきた校舎は、今ではカフェやコワーキングスペース、スケートボードやBMXが楽しめる屋根付き広場、さらにゲストハウスまで備えた新しい場所に。懐かしさを残しながら、さまざまな人が行き交う空間になっていました。

なかでもお昼どきににぎわいを見せていたのが、手ごねピザの店「pizza nu-ma」です。店主の沼澤さんが焼き上げるピザは、生地を2日ほど寝かせ、小麦のうまみをしっかり引き出しているのが特徴。 高温の窯で480度、90秒で一気に焼き上げることで、表面はこんがり、中は軽やかな食感に仕上がります。

まずいただいたのは、イタリア産トマトを使ったマルゲリータ(1700円)。フレッシュな酸味と濃厚なチーズのバランスがよく、シンプルだからこそ生地の持ち味もよく伝わります。
そしてもうひとつ気になったのが、土日祝日限定の野菜ピザ。その日に地元の農家から届いた野菜など、10種類もの野菜がたっぷりのった華やかな一枚です。 女性のお客さんから「サラダも食べたい」という声があったことから生まれたそうで、サラダ感覚でも楽しめるのが魅力。人参のドレッシングが全体をまとめ、さらに青森ニンニク、村山バジル、唐辛子を使ったオイルをかけると、香りがぐっと立って爽やかな味わいに変わります。
懐かしい校舎の空気の中で味わう、焼きたてのピザ。地元の野菜をふんだんに使った一枚には、地域とのつながりも感じられました。
取材情報
東沢ボートハウス
村山市楯岡7111
ボート営業:4月~9月
営業時間:土・日・祝日(午前10時~午後5時)
Link MURAYAMA pizza nu-ma
村山市楯岡荒町2丁目1−1
営業時間:午前11時~午後6時
定休日:火曜日(その他不定休)



