2026年9月26日放送
山形の秋を味わう「日本一の芋煮会フェスティバル」 巨大鍋と笑顔に包まれる名物イベント
今回取材したのは、山形の秋の風物詩として親しまれている「日本一の芋煮会フェスティバル」です。 直径6.5メートルの大鍋で作る豪快な芋煮はもちろん、会場には朝早くから多くの人が集まり、秋の味覚を楽しんでいました。 芋煮を通して山形の食文化の魅力に触れられる、にぎわいあふれるイベントです。

日本一の大鍋「三代目鍋太郎」が生み出す、圧巻のスケール
「日本一の芋煮会フェスティバル」は、山形の食文化を全国に発信しようと1989年に始まり、今年で38回目を迎えました。
会場でひときわ目を引くのが、直径6.5メートルの日本一の大鍋「三代目鍋太郎」です。 この巨大な鍋に入る食材の量も圧巻で、里芋3トン、山形牛1.2トンなどを使い、およそ3万食の芋煮が作られました。
大鍋を囲む人たちの表情からは、このイベントが山形の秋に欠かせない存在として根づいていることが伝わってきます。見た目のインパクトだけでなく、地元の食文化を大切に受け継いできた歴史も、この催しの大きな魅力です。

今年のテーマは「芋煮いいじゃん」。 山形の文化でもある芋煮会をきっかけに、「おいしいね」「山形っていいところだね」と感じてもらい、山形のファンになってほしい――そんな思いが込められています。
この日は時折小雨が降るあいにくの空模様でしたが、会場が開く前から行列ができるほどの人気ぶり。朝5時半から並んだという来場者の姿もあり、楽しみにしていた様子がうかがえました。
今年は例年以上の来場者でにぎわい、当日券は昼前に完売。さらに、直径3メートルの鍋で作る塩芋煮も正午過ぎには売り切れとなりました。 それほどまでに多くの人を引きつける芋煮の存在感は、まさに山形の秋の名物そのものです。
会場では、芋煮を味わった人たちから次々と感想が聞かれました。
醤油芋煮については、「牛肉のうまみがしっかり感じられる」「醤油と牛肉の組み合わせが新鮮でおいしい」「里芋がやわらかく、とろみがあっておいしい」といった声が上がっていました。 山形らしい内陸風の味わいに、懐かしさを感じる人もいたようです。

一方、塩芋煮は、しっかりとした塩味がありながら、醤油ベースよりもあっさり、さっぱりとした印象。 同じ芋煮でも味わいの違いが楽しめるのも、このイベントならではの面白さです。
涼しい秋風の中で味わう温かい芋煮は、体にしみわたるようなおいしさ。会場全体が、山形の秋を味わう幸せな空気に包まれていました。

会場の楽しみは芋煮だけではありません。 東北各県のおいしいものが集まる「東北うまいものゾーン」も、多くの人でにぎわっていました。
なかでも目を引いたのが、山形豚の豚バラ串。 油のおいしさを追求したという山形豚は、豚のうまみと脂の甘さがしっかり感じられ、食べごたえも十分です。歯ごたえの良さも印象的で、会場グルメの満足度をぐっと高めてくれます。
「初めて来た」という人からも、「最高」「超おいしかった」といった声が聞かれ、芋煮会をきっかけに山形の食の豊かさに触れている様子が印象的でした。



