YTS NEWS
News
減ったクマ出没 なぜ? 専門家「秋は学習した個体に注意」
これまで連日のように伝えてきたクマ出没に関するニュース、最近はずいぶん減ったと感じている方も多いと思います。
実際、この夏の目撃件数は25年に比べて大幅に減っています。その理由と、この秋の見通しについて専門家に聞きました。
【岩手大学 山内貴義准教授】
「一昨年8月が53件。(去年8月が277件)今年8月が(30日現在で)87件なのでそう考えると通常の年に戻っている感じはする」
25年、県内のクマの目撃件数は過去最多の3049件に上りました。
その件数は、26年の春以降も増え続け、酒田市では1人が死亡するなど人身被害も相次ぎました。県によりますと、26年の目撃件数は、過去最多となった25年を上回るペースで推移していました。
しかし、7月になるとその数は、25年比べて大幅に減少。8月については、25年に比べて3分の1程度に減りました。
クマの生態に詳しい岩手大学の山内貴義准教授は要因の一つとして、この夏の「山の実なり」が、比較的良かったことをあげます。
【岩手大学 山内貴義准教授】
「去年は雨が少なくて高温の日が多くて、その時期に食べるエサが余りならなくてエサ不足になった。東北の話を聞くと今年は山の実なりがそれほど悪くないと言われている」
その一方で市街地の出没だけに着目すると別の傾向も出ています。全体の目撃件数が落ち着きを見せる一方で、市街地での目撃件数は、過去最多だった去年を上回るペースで推移しています。
【岩手大学 山内貴義准教授】
「今、集計する体制が前より整っているこことクマに対する意識が高くなってきている」
東北森林管理局によりますと、26年はクマの主食となるブナの実が8年ぶりに豊作となる予測です。
豊作の年は出没件数が減る傾向にありますが、山内准教授は25年、市街地に出たクマが再び人里に降りてくる可能性を指摘します。
【岩手大学 山内貴義准教授 】
「去年、母親に連れられて人里に来ておいしいものを食べた個体が多分出ると思う。今の時期、盛岡でも出ているのでこういった学習した個体が出る可能性はある」
クマへの備えについて、山内准教授はこれから収穫期を迎える果樹などを放置しないことなどを呼び掛けています。
閲覧数ランキング





