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古米より安い新米 異例の“価格逆転現象” 農家苦渋の選択
稲刈りのシーズンを迎えた県内ですが、通常、刈り取られたばかりの新米は、古米に比べて、高い値段で販売されます。
しかし、いま一部の店舗では、古米の方が高いという逆転減少が起きています。背景にあるのはコメ余りと米価の下落。鶴岡市の産直施設を取材しました。
4日朝、鶴岡市の「産直あぐり」に運び込まれたのは、収穫されたばかりの新米です。
店頭での販売価格を見ると、26年産の「はえぬき」は5キロで2350円。その脇に並ぶのは25年産の「つや姫」で、5キロ3300円です。
生産者と品種が異なるため、一概に比較は出来ませんが、新米の方が1000円安いという異例の“逆転現象”が起きています。
【産直あぐり 叶野由佳代表取締役】
「安さにびっくりしている。生産者さんたちの感覚としてこの価格でないと売っていけないという懸念があるようだ」
産直にコメを収める農家の菅原和行さん。店頭での販売価格は、出荷している生産者たちが話し合って決めています。
【農家 菅原和行さん】
「40年ちょっと農家しているが新米の方が安いのは初めて」
異例の価格設定をした理由は、既に明らかになっている他産地の概算金です。
農家に前もって支払われる概算金は、在庫量が多い“コメ余り”を背景に、今年は各産地で軒並み下落しています。
山形の決定はこれからですが、日本一のコメどころ新潟が、25年に比べ4割ほど下がっていることから、県内の新米もそれに見合った価格設定を余儀なくされていると言います。
農薬代や農機具のメンテナンス費など、生産コストが上昇する中で、農家の収入減は明白だと、不安を口にします。
【農家 菅原和行さん】
「あまりにも振り回される。このコメ騒動がどこで着地してくれるのか不安でしょうがない。もう少し安定した農業経営がしたい。価格から振り回されるのではなく。次につなぐことが出来ないような農政だけやられても非常に困る」
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