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サクランボシーズン終盤 デビュー4年目 やまがた紅王の現在地

シーズン終盤に差しかかかるサクランボ。産直施設はまだまだにぎわっています。

6月上旬のピーク時には、およそ1万3000人が訪れたという東根市の「よってけポポラ」。平日の朝にもかかわらず、いまだこの人だかりです。

佐藤錦や紅秀峰など真っ赤に色づいたサクランボが並ぶ中、デビュー4年目を迎えた大玉品種「やまがた紅王」を手に取る人の姿もありました。

「見た目もつやつやして可愛いし食べ応えもすごくあるし今まで食べた(サクランボの)中で1番おいしくて感動した」
「時期が限られるものを出来れば海外にもアピールしてもらいたい。海外の人はビジュアルも重視する。やまがた紅王がそれをけん引してサクランボ全体が盛り上がってくれたらうれしい」

販売する側はこの先の飛躍の可能性を口にします。

「新しい品種なのでネームバリューが紅秀峰などに比べると劣るが実際に来店して『大きい』や『すごいね』など物を見て買う人が多い。今までにない大きさのもの、見栄えの良いもの、1番人気になっていく品種ではないか」

サイズ2L以上など、厳しい出荷基準が設けられていたやまがた紅王。この基準を満たせないと「山形C12号」という別の名前で販売されるため、市場関係者などから改善を求める声が上がっていました。

そこで今シーズンからはMサイズ以上でも出荷できるよう基準を変更。この動きについて生産者はどう感じているのでしょうか。

【サクランボ農家 武田駿さん】
「『C12号』って何ぞやという話。まず認知される目的であったら、最初から『やまがた紅王』で売るやり方でも良かったのでは」

また、容器として使われる「ダイヤパック」は実に傷がつきやすいことから、一部では使わない方針となりました。

東根市の武田駿さんの園地ではこのダイヤパックが150個ほど残ってしまっています。

【サクランボ農家 武田駿さん】
「『やまがた紅王』と印刷されているのでこれはもう来年から使えない。もったいないよね。」

一方、サクランボにとって収穫期の高温などが課題となる中、5シーズン目を迎える大玉品種への期待感も口にします。

「やまがた紅王佐藤錦、紅秀峰と3枚看板になりつつある。ここ最近の高温で佐藤錦の生産が難しくなってきている。高温にも強く大玉にもなりやすい。認知されてきたものを生かして乗るやり方をしないといけない」