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米沢市 上杉家の手紙から戦国時代を読み解く

上杉家にまつわる手紙を通して戦国時代を読み解く企画展が、米沢市で開かれています。

この企画展には、米沢藩を治めた上杉家に伝わる国宝『上杉家文書』のうち、上杉謙信や直江兼続が送ったとされる書状など41点が展示されています。

こちらは、上杉謙信が養子の景勝に宛てた書状です。自らの後継者として「上杉」の姓を与えることなどが記されています。書状は厚手の紙に書かれ、さらに白紙を重ねた二枚組となっていて、格式の高い通信であったことを示しています。

一方、余白が目立つこちらの書状も、謙信から景勝に送られたものです。二つ折りにした紙の上半分に記され、前線から便りを寄せた景勝を称えると共に、音沙汰のない他の家臣への率直な思いも込められています。

また、余白がほとんどないこちらの書状は、織田信長勢との攻防が激しさを増すなか、景勝が前線の家臣に送った密書です。軍事作戦の内容を伝えるもので、花押と呼ばれるサインの上にも小さな文字が並んでいます。これは作戦を補足する内容のものとされ、当時の緊迫した空気が読み取れます。

米沢市上杉博物館の阿部哲人学芸員は「どんな形の紙に書いていたのか、どうしてその紙を選ぶのかという理由も含めて今回、説明しているので、そういったところを合わせてみてもらいたい」と話しています。

この企画展は、来月15日まで開かれています。