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山大医学部卒業式 「目の前の命を救えるように」

山形大学の卒業式が3月25日、行われました。このうち医学部の卒業生にコロナ禍の学生生活を振り返ってもらうとともに今後への決意を聞いてきました。

アカデミックガウンに身を包んだ卒業生たち。25日は山大医学部と大学院、合わせて204人が学び舎を巣立ちました。
今年は新型コロナの発生以降、5年ぶりに保護者を招き、コロナ禍前と同様の開催となりました。

式では玉手英利学長が各学科の代表に学位記を手渡し、祝いの言葉を贈りました。

【山形大学 玉手英利学長】
「社会の大きな変化に対して受け身になるのではなく常に自分自身で社会が向かうべき未来を考え続けてほしい」
 
そして、卒業生を代表し医学科の名和佳宏さんが決意の言葉を述べました。
【医学部医学科 名和佳宏さん】
「私たちは今日一つの区切りを迎えたが学びはここで終わるわけではなく真に学ばなければならないのはこれからだと感じる。これから医師として生命への敬意を忘れず技能の向上に励み続けることで恩返ししていきたい」

学生生活の大半をコロナ禍の中で過ごしてきた卒業生たち。
未知のウイルスの猛威を間近で感じる中、様々な思いで医療と向き合ってきました。

「コロナでいっぱいいっぱいな現場を間近で見ていたので自分たちが早く医者になって支えられたらと思った」
「山大医学部附属病院もコロナ患者がいたが、途中で制度が変わったところも対応していたので日々勉強して確認していく必要があると感じた」

今後の医療を担う人材として力強い決意も・・・

「実習に出て患者は不安を抱えていることを学んだので患者一人ひとりに寄り添った看護師になりたい」
「まだ医者としては未熟なので目の前にある命を救えるよう勉強していきたい」