2026年5月23日放送
ラーメン専門店として再出発!その決断の裏側とラーメンへのこだわりとは【麺道自然や】
今回取材したのは、山形市寿町にある「麺道自然や」。 自家製麺にこだわる一杯は、しっかり食べ応えがありながら、どこかやさしい味わいが印象的です。 お店の歩みや店主の思いに触れると、ラーメンのおいしさがいっそう深く感じられました。今回取材したのは、山形市寿町にある「麺道自然や」。 自家製麺にこだわる一杯は、しっかり食べ応えがありながら、どこかやさしい味わいが印象的です。 お店の歩みや店主の思いに触れると、ラーメンのおいしさがいっそう深く感じられました。

「麺道自然や」は、自家製麺が評判の人気店。現在はラーメン専門店として営業していますが、もともとは2018年にそば店としてスタートしたお店です。
転機になったのは、店主・山口直利さんの次男が重度のそばアレルギーと診断されたことでした。家族でそばを食べていた際に体調が急変し、救急搬送される事態に。医師からそばを扱うのをやめた方がいいと助言を受け、お店として大きな決断をすることになります。
長く続けてきたそばを手放すことは簡単ではなかったはずですが、「子どもが一番大事」という思いを最優先にし、新たな一歩を踏み出しました。お店の背景を知ると、一杯のラーメンにも家族への深い愛情が込められていることが伝わってきます。

お店の看板メニューは、家族みんなでアイデアを出し合って完成させた「自然やラーメン」です。 麺は3種類の小麦をブレンドした自家製の多加水麺。すべてのラーメンで太麺か細麺を選べるのも魅力です。

中でも人気だという太ちぢれ麺は、コシがあり、つるつる・もちもちとした食感。噛むほどに弾力が感じられ、しっかりした食べ応えがあります。
スープにも手間がかかっています。煮干し、とんこつ、鶏ガラに加え、野菜なども合わせて約5時間煮込むというこだわりぶり。背脂も加えたスープは、コクがありながら重すぎず、飲みやすい味わいに仕上がっています。醤油の風味とのバランスもよく、最後まで箸が止まらない一杯です。

そばの提供を終えたあと、一時は客足が伸びない日もあったそうです。それでも、そば店の頃から通っていた常連客のあたたかい言葉が、大きな支えになったといいます。
実際に、長年通っているお客さんからは「ラーメンもおいしいので変わらず利用している」という声も。看板メニューだけでなく、日替わりメニューを続けているのも、お店が大切にしてきた良さを残したいという思いの表れです。この日は、日替わりの「冷やしぶっかけ」と「唐揚げカレー」を楽しむ常連客の姿もありました。
価格やボリューム、味の満足感に加えて、店主の人柄のよさもこの店の大きな魅力。夫婦で食べ歩きを重ね、約3年かけて看板メニューを仕上げてきたというエピソードからも、丁寧なお店づくりが伝わってきます。

「自然やラーメン」は、スープだけでなく具材にもぬかりがありません。 チャーシューには肩ロースを使用し、スープと一緒に煮込むことで、とろとろの仕上がりに。麺、スープ、チャーシューが自然になじみ、それぞれのおいしさを引き立て合っています。
しっかりした満足感がありながら、後味はどこかやわらかい――。そんな一杯に出会えるのが「麺道自然や」です。ラーメン好きはもちろん、店主の思いやお店の空気感も含めて味わいたい一軒でした。

取材情報
麺道自然や
山形市寿町20−10
営業時間:11:00~15:00
定休日:不定休



