YTS NEWS
News
配管調査ロボット「配管くん」海外進出へ オーストラリアの都市で老朽化したインフラを点検
こちら、ある目的のために作られたロボットなんですが、どんな時に使われるロボットだと思いますか?
こちらは「配管くん」と呼ばれるロボットで、山形市にある建設設備の現場で生まれました。配管に挿入することで、配管の内部を調査してくれます。
山形発の技術「配管くん」の海外進出が決まったということで詳しい話を聞いてきました。
「90度の登りですが行けるでしょうか。スムーズな縦移動。一度もつっかえることなく進んでいく」
狭いパイプの中を調査するロボット「配管くん」は、山形市にある空調や上下水道などの設計や施工を手掛ける会社が2019年に完成させました。
【弘栄ドリームワークス 菅原康弘社長】
「配管の中は(目で)見えないので現場でメンテナンスをどこにするか分からない。それを何とかしたいと思ったのが最初のきっかけ」
「配管くん」の最大の特徴は取り付けられたカメラやセンサーを駆使して「見えないものを見える化」すること。
配管の中のマップを自動で作成することもでき、異常がある箇所をピンポイントに把握できるため、労力の削減につながります。
導入から7年が経ち600もの現場で活躍したという「配管くん」。
会社では都内に事務所を構え、海外展開を模索してきました。こうした中、26年8月 オーストラリアの東部にある都市で、老朽化したインフラを点検するという東京都の支援事業に配管くんが選ばれました。
29日は三者間によるミーティングが行われ、11月から始まる実証実験に向け最終調整をしていました。
【弘栄ドリームワークス 菅原康弘社長】
「先方の困りごとに我々のサービスがマッチしていた。熱意が伝わったかな」
「配管くん」は今は操作して動かすような形ですが、将来的にはAI技術を駆使して、すべて自動化にしたいと話していました。
今回のプロジェクトで実証実験が行われるオーストラリアのモートンベイ市は幅が狭い配管への調査ができなかったため、災害への予測や対策を行う事前点検など、配管設備への対応に課題を抱えていました。
もちろん、モートンベイ市が持つ課題とそれを解決できる技術がマッチしたという点も1つあるのですが、さらに、弘栄ドリームワークスが技術を教える教育機関を運営していて、現地の技術者を育成できることも大きかったようです。
実際に、11月に行われる実証実験で訪れる際にも技術者にノウハウを提供し、今後も定期的に育成する機会を設ける予定です。
そして海外進出することについて菅原社長は「海外での調査で山形でも必要なサービスがないかを見極める。見つけたときはそのサービスを作り上げて山形や日本で効果を確認。さらに海外へ繋げていきたい」と話し、さらなる好循環を期待していました。
今回行われたようなミーティングを今後も重ねたうえで、11月から技術検証や実証を経て27年7月には現地法人を立ち上げるなど、さらなる展開につなげていく方針です。
閲覧数ランキング







