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再びの車両転落事故 必要な対策は 元警察官にきく“月山道路”特有のリスク
鶴岡市の通称「月山道路」で起きた車両の転落事故を受けて、緊急の現場点検が行われました。相次ぐ事故に、有識者は現場特有のリスクを指摘します。
【日本交通事故調査機構 佐々木尋貴さん】
「そこが駐車場になっていることに意識しないまま走行車線と勘違いしている可能性がある」
8月25日、鶴岡市田麦俣の国道112号沿いにある店舗の駐車場から乗用車が転落し、運転していた山形市松波の会社役員、後藤寛典さん(47)が死亡しました。
現場にブレーキ痕はなく、詳しい事故原因は分かっていません。しかし、事故の目撃者は、国道から駐車場に入ってきた車の動きに違和感を感じたと言います。
「ノーブレーキで敷地内に入ってきた。すごいスピードでどうしてかなと思ったらそこから飛んで行った」
交通事故の調査や鑑定などを行う元宮城県警の佐々木尋貴さんに現場の映像を見てもらうと、山岳道路ならではの危険性を指摘しました。
「道路の環境が逐一変わっていく特性がある。自分は正しい車線を走っているという思い込みが出てしまうと、その後修正する機会はなく、3秒4秒の修正遅れは今回のように速度が出ていると路外に飛び出してしまう。
この場所では2023年にも同様の事故で2人が死亡していて、酒田河川国道事務所は車線と駐車場を明確化するために、発光式の視線誘導標やドットラインなどを設置し、対策を講じていました。
また、今回の事故を受けて、車が落下した場所には仮設のガードレールが設置されてますが、佐々木さんは事故の再発防止にはさらなる対策が必要だと話します。
「車を物理的に止めてしまうのは最終手段で、道路に段差をつけ、『なんか急に変わった』とどこの車線を走るのが適切なのか常に認識できる道路を造っていくことが必要」
28日は警察や道路管理者らが緊急の現場点検を行い、事故の再発防止に向けて対策を話し合いました。
【国土交通省東北地方整備局 酒田河川国道事務所 工藤金充副所長】
「皆さんから意見や提案を頂いたので、この場所にあうものを検討して、鶴岡署さんと相談しながら対策していきたい」
警察では引き続き詳しい事故原因などについて調べを進めています。
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