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避難所の空調の設置進む 災害に備えた動き

この暑さは、避難所にいる被災者に厳しい生活を強いています。熊本地震で、避難所の空調設備が課題となる中、指定避難所になっている県内の小中学校では、災害に備えた動きが始まっています。

山形市の第十中学校。夏休み中の今、体育館では大規模な工事が進んでいます。

「十中の柔剣道場。避難所にも指定されているので、空調の設置工事が終わったところ」

山形市では、国の助成制度を活用し、25年度から市内5つの中学校で体育館などへの空調の設置を進めています。

【山形市教育委員会教育企画課 沼澤裕志課長】
「防災機能の強化として、避難所の空調を整備する。学校の施設が避難所になっていることが多いので、いち早く取り組んでいる」

文部科学省の調査によりますと、指定避難所になっている県内の小中学校の施設の冷房の設置率は50.7%と、全国で5番目に高い水準です。

しかし、その多くは移動式のスポットクーラーの設置にとどまっていて、備え付けの冷房は普及していません。

各自治体によって財政的な理由や、少子化による学校の統廃合を控えていることが背景にあるということです。
   
山形市は2年ほど前、県の助成で、全ての中学校にスポットクーラーを導入しましたが、その機能には課題もあると言います。

「気化式冷風機なので、前面にいるときには冷えやすいが空間を冷やすときには、クーラーを入れないと、全体を冷やすのは難しい」

夏だけでなく、冬の災害に備える意味でも空調は有効とされていて、山形市は、2033年度までに市内全ての小中学校の体育館などに設置する予定です。

「避難所が開設された時々に対応が可能。可能な限り早く実施できるところは実施していきたい」