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緊急消防援助隊が見た現実 岩手県大槌町の山林火災現場に派遣

発生から9日目の4月30日、ようやく全ての避難指示が解除された岩手県大槌町の山林火災。現地へ応援に入り、最前線で活動にあたった県内の消防隊員が消火の難しさを語りました。

【山形市消防本部東消防署 川合篤副署長】
「山の方は所々煙が上がっていた。火種も全然見えないところでも触って空気を入れると突然ぼわっと燃え始めることがあって油断出来ない状況」

岩手県大槌町の山林火災では、総務省の要請を受け4月24日、緊急消防援助隊として県内11の消防本部から39隊・124人が第1陣として派遣されました。

援助隊の隊長として指揮をとった山形市消防本部東消防署の川合篤副署長は、消火する上で地形的な難しさがあったと話します。

「水の確保と急斜面の部分も燃えているので、行きたくても行けない場所が出てくる山林火災となると」

一方、仙台の指揮隊との連絡や活動の調整を担当した黒沼義之係長は、延焼が広範囲に渡るためいかに効率よく消火できるかに苦慮したといいます。

【山形市消防本部警防課 黒沼義之係長】
「全体像が見えない中、与えられた活動指示のもと優先順位をつけながら民家への延焼阻止という任務をどう進めていくかと考えながら活動した」

「建物に延焼させないこと」を最重要任務として24時間体制で活動に当たった緊急消防援助隊ですが、火の手が住宅の間近まで迫った瞬間もありました。

【山形市消防本部東消防署 川合篤副署長】
「山の方から地表を見るとだんだん火が落ちてきている部分もあった。大体距離にして(住宅から)50mぐらいの所もあった」

川合副署長は気候などの条件によって県内でも大規模な山林火災が起こりうるとして注意を呼び掛けています。

「今の時期、乾燥・強風注意報が出ている時は火の取り扱いはやめてもらいたい」