YTS NEWS

News

サクランボ栽培農家の人材確保へ 山形市に「養成所」誕生 栽培技術を研修

山形が生産量日本一を誇るサクランボ。栽培農家の人材確保に向け山形市に「養成所」が誕生し開園式が行われました。

新たにサクランボ栽培を始めたい人への研修農場として山形市が整備した「さくらんぼトレーニングファーム」。背景にあるのは農家の高齢化と後継者不足です。

農林水産省によりますと県内でサクランボを栽培する農家の数は年々減っていて65歳以上の割合が6割を超えています。

【佐藤孝弘山形市長】
「まだまだ実のなる木があるのに後継者がいなくて切ってしまうそんな事態が起こりつつある。これからこのトレーニングファームで多くの新しい農家が育っていくことに期待している」

「さくらんぼトレーニングファームが出来たこの場所、元々は使われなくなった田んぼ。現在はサクランボの幼木が植えられ新たなスタートを切りました」

農場には「紅秀峰」や「やまがた紅王」など5つの品種の幼木が植えられ、木の形によって作業の負担を軽減する栽培方法や高温対策などを学びます。

1期生として参加するのはこれまで広告代理店で働いていた山形市在住の24歳、平間健太さん。

トレーニングファームでの研修のほか実際に園地に出向き現役の農家からも栽培技術の手ほどきを受けていて12日も午前5時から作業を行ったそうです。

「高い所での作業に覚悟はしていたが『ビニール張り』など早朝から体を使う仕事があったので体力が必要だと感じた」

平間さんの研修期間は2年間。農業経営などについても学びながら農家としての独り立ちを目指します。

「不安はあるが研修を通して農業の楽しさややりがいを感じている。サクランボの栽培技術だけでなく地域の人と協力して良い関係を気付きながら多くの人に喜ばれるようなサクランボを作っていきたい」