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立谷川沿いの芝桜 「花さかじいさん」の思い 猛暑で枯れても前を向く

春の人気スポットとなっている、山形市と天童市の境を流れる立谷川沿いの芝桜。
近年、猛暑などの影響で花が枯れる場所が出てきています。今後も美しい景色を守ろうと活動する男性の思いを取材しました。

立谷川の河川敷に広がる芝桜。およそ1万5000平方メートルに5万株ほどが植えられていて、6日も多くの人が訪れていました。


「きょうは天気が良いので空と緑と芝桜と雪山、これを見に来た」
「これだけ植えるのはすごいと思う」

かつて、不法投棄の粗大ゴミが散乱していたこの河川敷。美しい姿を取り戻そうと、住民の田所三男さんが20年前から整備を始め、芝桜を植えたのがはじまりです。

田所さんが亡くなった後も、ボランティアグループ「立谷川の花さかじいさん」が思いを受け継ぎ、この景色を守り続けています。

しかし、近年新たな問題に直面していました。

【松田和雄代表】
「ここのところの猛暑で夏に傷んだ株の勢いが衰えて枯れたところもあった。かなりまばらに咲いている状況」

以前は土手を覆いつくすほど咲いていた芝桜。通常5年ほどと言われている寿命を大きく超えていることや、近年の猛暑の影響もあり、花がまばらになっています。

「見てくれる方々からも『ずいぶん少なくなったね』とがっかりした声がよく聞かれるのでなんとかしなければいけない」

なんとか元の姿を取り戻そうと、松田さんらボランティアが2年前から芝桜の植え替えを進めています。

「(植え替えた場所は)まばらになっているけど株が小さいからまばら来年、再来年と株が1年間で10センチぐらい大きくなるからそれがこれからの成長の見どころ」

しかし、ボランティアのメンバーで月1回の活動に常に参加出来るのは15人程度。全てを植え替えるには人手が足りないのが現状です。

こうした中、去年、地元の荒谷小学校の1年生7人が芝桜の株づくりから植え替えまでを行いました。

「7人のこびとの花さかじいさん」と題したこの取り組みに、松田さんは今後の活動への希望を見出しています。

「次の世代の育成や地域を大切にしてくれる気持ちの育成になっていて今後の立谷川の未来がそこに見える」

今や春の人気スポットとなった立谷川の芝桜。この美しい景色を守っていくためにも、松田さんは活動への理解と協力を呼び掛けています。

「地元がここを守っていくんだという状況になっていってもらいたいそれがこの芝桜を維持する残すための一番肝心なこと」