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指揮官に聞く 山火事の”怖さ” 東根市消防本部 先月の火災で活動

県内で相次いでいる火災は、住宅だけではなく山にも及んでいます。
3月に発生した東根市の林野火災について、最前線の声を聞いてきました。
3月24日、東根市東根甲にあるクレー射撃場の近くで発生した林野火災では、下草や木などおよそ11ヘクタールが焼けました。
鎮火から2週間近く経ちましたが、山肌には火災の爪痕もみられます。
この火災で、現場の陣頭指揮を執ったのが東根市消防本部の松浦広昭署長です。

「風がそんなに強いという感覚はなかったが『なんでそんな所まで燃えているんだろう』。燃え広がるのは想像よりは早かった」

当時の現場はどのような状態だったのか、近い条件の山肌で説明してもらいました。

「枯れた倒木が多かった。落ち葉も乾いているので燃え上がっていく。燃えるものがたくさんある。」

空気だけでなく、山も乾燥している影響で、想像以上の速さで燃え広がったと振り返りますが、その一方でこの時期ならではの恩恵もあったと言います。
「雨と朝晩の気温の低下は助かった」
「霜が降りる状況だったので地面が湿っていた」
「(もう少し1日を通して暖かい時期だったら?)ゴールデンウィークなどの発生となると霜などの期待はできないので夜も燃え広がっていくだろう」

発生から3日目の3月26日に降った雨によって、延焼の危険がない「鎮圧」状態まで落ち着きを見せましたが、その後、「鎮火」に至ったのは発生から8日後の今月1日。
熱を探知する機能を持ったドローンを使ったり、地上から隊員が現場に向かったりして火種が残っていないか入念な確認が必要だったと言います。

「木の根が曲がっている切った痕が朽ちてすき間が出来ていると根元に火が入ると水がかからない。必ず人がそこに行って確認して最終的に消火する。一筋縄ではいかない」

消防によりますと現場付近ではたき火をした跡があったことが分かっているということです。


「乾燥している時、風が強い時、たき火は危ないものだと認識してほしい。『火を使う場合はちゃんと消す』『道具も準備して離れない』気を付けてほしい」