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県産サクランボに異変 マメコバチ減少で人工授粉が重要に

県産サクランボは2年連続での不作が続いていますが、生産農家は今年もある問題に直面しています。
園地で何が起こっているのか取材しました。

2年連続で不作となっている県産サクランボ。その原因の一つが「マメコバチ」の個体数の減少です。
サクランボは実を付けるために他の品種の花粉が必要で、マメコバチはその花粉を運ぶ役割を担っています。
しかし、マメコバチになる前の繭に異変が起きていました。
「巣箱の中にあるヨシを取って割ると通常は1本のヨシに2~3個の繭が付いているということですが今年は全く付いていないヨシが多いということです。」

マメコバチは、ヨシの中で繭を作りそこからふ化して成虫になりますが、繭が少ないため個体数が減少していると考えられています。

【王将果樹園 松田真魁さん】
「マメコバチには天敵がいるので、その天敵に食べられたり寄生されたりすると、繭が入っていない状態が多々ある。」

さらに、夏の高温も減少の要因として考えられています。

「マメコバチ自体いなくなってしまうと、ミツバチをたくさんいれないといけない。養蜂家の方から借りたり買ったりして行っているので、その分の費用がかさんでしまう。人による授粉のやる時間が増えてしまうことで、他の作業ができなくなってしまう懸念もある。」

こうした中、結実させるために行っているのが「人工授粉」です。

受粉に必要な花粉を授粉樹から採取し、佐藤錦や紅秀峰などの花に毛ばたきを使ってつけていきます。
対策を講じながら栽培を続ける背景には、強い思いがありました。

「いっぱい色付いてもらえれば色々なお客さんが喜んでくれるし、それを見たいがためにサクランボを作っているところもあるので、結果的に色々な人が喜んでくれれば良い」