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小中学校の野外活動は時期を分散 晴れの日ほど検討を

 山形県内すべての小中学校のトップを集めた「校長会議」が開かれ、今年の熱中症対策を確認しました。
 例年9月開催が多かった運動会などについては、6月、10月などに分散させる見込みです。

 寒河江市で行われた会議には、公立小学校、中学校の校長などおよそ350人が出席。県が、2024年度の方針を説明しました。
 今年も想定される夏場の猛暑については、屋外活動について注意が呼び掛けられました。

「これまでは雨が降ったら実施の可否を検討していたがこれからは晴れたときほど実施の可否、内容を検討していかなければならない状況になる」

 県内では2023年、熱中症の疑いで中学生が亡くなる事案や、体育祭の練習中に複数人が搬送されるなど、危険な暑さによる事故が相次ぎました。
 こうした状況から県は2023年、各学校に対して運動会や体育祭など屋外行事の開催時期を見直すよう要請。
 県の最新の調査によると多くの学校が6月の早い時期や10月以降の遅い時期に変更する方針だということです。
 県では、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を基準にしながらも、数値にとらわれず人数や場所など複数の要素で判断するよう呼び掛けました。