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「人間将棋」に9万5千人 満開の桜の下で

満開の桜の下でという話題です。将棋の街・天童市で毎年恒例の「人間将棋」が4月14日まで2日間行われ、大勢の人でにぎわいました。

 かつて豊臣秀吉が家来を駒に見立て楽しんだとされる「人間将棋」。
 今年で69回目を迎える天童市の伝統行事です。
 2日目の14日は広瀬章人九段と戸辺誠七段による対局が行われました。

 棋士が指し手を決めると一般公募により選ばれ甲冑などに身を包んだ「駒武者」が縦横15メートルほどの盤上を移動します。
 対局では武者言葉を使った棋士たちの軽妙なトークで会場を盛り上げました。

「飛車を使うべきか馬を使うべきか迷っておる。谷川殿(解説者)、ヒントはないかのう」

【天童市から】
「将棋はもともと好きだったので、プロの棋士の先生方を直接見ることができて、とてもワクワクしている。普段の対局だと真剣に考えている先生の一面しか見ないが、冗談も言いながら楽しく打っているところが見られて、面白い。」
【山形市から】
「迫力があって、すごくかっこいいなと思った。興味がわいてきた。すごく魅力があるものだと思った」

 会場ではソメイヨシノなどおよそ2000本の桜が満開となり、人間将棋とともに訪れた人の目を楽しませていました。
 主催者によりますと2日間で2023年より5000人多いおよそ9万5000人が訪れたということです。