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山形大農学部がラーメン用小麦の独自品種を開発中

『ラーメン日本一』を誇る県内で小麦の生産拡大が期待されます。
 山形大学農学部は国の機関と共同でラーメン用小麦の独自品種の育成に取り組んでいることを明らかにしました。
 消費額全国1位など日本一を誇る山形のラーメン。しかし、麺の原料である小麦の大部分は外国産であり、県の生産量は東北6県で最も少ない状況です。こうした中、山形大学農学部は2020年度から国の農研機構とラーメン用小麦の独自品種の開発に取り組んでいます。
 研究にあたる笹沼恒男准教授らは地域に合った品種特性として雪の多い環境に耐えられることや食べたときの歯ごたえやツルツル感がしっかり出せることなど、ラーメンに適した品種を目標にしています。

【山形大学農学部 笹沼恒男准教授】
「国内にある他のラーメン用品種、パン用品種じゃなくて山形に適したラーメン用小麦の品種育成。ジメジメした雪がたくさん降って春先に非常にビショビショになる。小麦にとって劣悪な環境を克服できるような品種を作る」

 共同研究では10年以内の品種開発を目指すということです。