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サクランボの収穫に向け「雨よけハウス」リスク軽減

 サクランボの収穫に向け、今年も様々な作業が始まっていますが「霜」や「暑さ」のリスク、その対策のための高い所での危険な作業など心配事も多くなります。
 悩む農家の助けとなるかもしれない新しい「雨よけハウス」での栽培を県が始めています。

「アーチ型の屋根がよく見る一般的なハウスですが新しいハウスは屋根の形が全く違う。この形に秘密がある」

新型ハウスのコンセプトは『霜・高温対策』と『作業の安全性』。
 ポイントは「屋根」にあります。斜めの部分は「雨よけ」と「保温」の二層構造。

 シートをかけることでハウス内の温度が下がりすぎず霜が降りるのを防ぐほか日差しが強い時には光をさえぎり高温による被害の予防にも一役買います。
 そして、もう一つが屋根の垂直な部分。
 シートの開閉が可能でハウスの中にこもった熱を逃がす事が可能です。こうした作業をハウスの上に上がることなくハンドルの操作で行うことができ転落事故のリスク軽減につながるということです。

【JA職員】
「霜被害は多い被害なので今から果樹関係を始める若手農家はこういうハウスを建てるなど生産の安定を求めていけたら」

「(この園地での)効果が出てくるのは今から。結果に期待したい」