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4年制の農林業系専門職大学が新庄に開学 内覧会

 東北初となる公立の農林業系専門職大学が新庄市に開学するのを前に内覧会が開かれました。
 農業分野の人材育成にどんな役割を果たすのでしょうか。

 この春新庄市に開学するのが「東北農林専門職大学」。応用的な農業技術や知識経営戦略まで学べる場として設置された『最上地域初の4年制大学』です。
 基礎的な技術の習得を目的とする既存の2年制学校「農林大学校」は付属校という位置づけとなりそれぞれの学生が交流しながら同じキャンパスで学ぶことになります。

「キャンパス内は県産の杉がふんだんに使用されていて木の香りが漂っている木材を身近に触れながら学生たちに学んでほしいという思いもあるそうです。」

 実習場も含めおよそ100ヘクタールある敷地には「教育・研究棟」と「交流棟」が新設され最大5万冊を置く図書館や学生が生産した野菜なども提供される食堂は一般向けにも開放されます。
 大学には「農業経営学科」と「森林業経営学科」の2つが設置され実習や研究を通して専門的なスキルを学び卒業後即戦力となる人材の育成を目指すため農業の担い手不足解消にも期待がかかります。

「この地元の農業・森林業のリーダーとなって地域の産業の活性化はもとより地域全体の活性化をリードできるような人材を育成したい」

 3月27日現在40人が入学届けを提出していて4月8日に初の入学式が開かれます。