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旧県会議事堂の復元工事 当時の写真や道具展示

 文翔館として親しまれている旧県会議事堂の復元工事の様子を振り返る展示会が山形市で開かれています。

 この展示会は旧県会議事堂が文翔館としてよみがえるまでの工事の様子を多くの人に知ってもらおうと当時の写真や道具などを展示しています。
 旧県会議事堂はおよそ30年前に現在の文翔館として修復されましたが国の重要文化財建造物に指定されていたことから工事は文化財の価値を損ねないように匠の技がいかされています。
 曲線が多い窓や扉などは鉋を使って一つずつ丁寧に造られました。

 そして、こちらは当時、議事堂の床下から見つかった壁紙の一部です。
 当初は資料がなく再現するには難しい状況でしたがわずかに残されたものを参考に当時の模様を再現したということです。

【県郷土館「文翔館」山口真二館長】
「当時と同じように職人さんの手技で復原している。現場を見るとともにどのように復原されてきたのかをこの展示を見て感じ取っていただけるとありがたい。」

 特別展「文翔館復原の記録」は3月24日まで開かれています。