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「フルーツ・ステーション」の基本計画策定を延期

 山形県が整備を目指す「フルーツ・ステーション」のモデルケースとなる寒河江市の施設について、県は整備計画の策定を延期することを明らかにしました。

 県では県産フルーツをPRするため情報発信の拠点となる「フルーツ・ステーション」を県内各地に整備し、観光誘客のネットワーク化を目指しています。
 そのモデルケースとなる施設を寒河江市の最上川ふるさと総合公園に整備する予定で、県では今年度中に基本計画を策定するとしていました。

 きょうの県議会予算特別委員会で加賀正和議員は、「ネットワーク化について市町村などに具体的な内容が示されていない」と指摘。
 寒河江市の施設の整備より先にネットワーク化の構想について示すべきだと質しました。
 これを受け、県は基本計画の策定を新年度に延期すると明らかにしました。

【県農林水産部 地主徹部長】
「生産者をはじめ県民の意見を聞きながらネットワーク構想と一体的に再検討を行った上でその結果を踏まえて来年度中に(民間事業者の)公募準備を行うことが出来るよう進めていく」

 県では新年度の前半にネットワーク構想の検討を行い、その後改めて基本計画を策定するとしています。