2026年8月8日放送
鶴岡の旬が“もんとある”!「もんとあ~る駅前店」で見つけた、だだちゃ豆のおいしい楽しみ方
今回取材したのは、鶴岡市の夏の味覚として親しまれている「だだちゃ豆」です。 畑で収穫の様子を見せていただくと、見た目や香り、味わいに、一般的な枝豆とはひと味違う個性がありました。 さらに、採れたての味を楽しめる食べ方や、おみやげ選びにもぴったりな直売スポットもあわせてご紹介します。

まず訪れたのは、鶴岡市のだだちゃ豆畑。 現地で教えていただいたのが、8月8日は鶴岡で「だだちゃ豆の日」とされているということです。8と8で「パパ」と読めること、そしてこの地域で父親を「だだちゃ」と呼んでいたことが、その由来のひとつとされているそうです。
だだちゃ豆は、7月下旬から9月中旬ごろまで収穫される、鶴岡地域の在来作物。 長い年月をかけて種が守られてきた歴史があり、栽培できるのは「だだちゃ豆連絡会」に認められた鶴岡地域の農家に限られているといいます。土地に根付いた作物だからこそ、地域の誇りとして大切に受け継がれていることが伝わってきました。

畑では、実際にだだちゃ豆の収穫も体験させていただきました。 下の方を持って引き抜くと、しっかりと根を張った株がすっと抜け、土の力強さも感じられます。
この日収穫したのは「早生甘露」という品種。 見た目にも特徴があり、一般的な枝豆に比べて少しふっくらとしていて、さやにはくびれがあり、うぶ毛が茶色いのも印象的でした。さらに、収穫したばかりの豆からは爽やかな香りが立ちのぼり、食べる前から期待が高まります。
調理もとてもシンプルです。 教えていただいたのは、最初から塩を入れずに茹でて、最後にひとつまみの塩を加える方法。だだちゃ豆本来の味をまずしっかり引き出すのがポイントだそうです。 茹で上がった豆は、香りの立ち方がいっそう豊かで、口に入れると甘みのあとにコクが広がります。鶴岡の気候風土が育てた味わい、という言葉にも納得のおいしさでした。

だだちゃ豆の魅力をもう少し楽しみたいと立ち寄ったのが、今年5月にリニューアルした「もんとあ~る駅前店」です。 「もんとあ~る」は庄内弁で“山ほどある”という意味。その名の通り、店内には採れたての野菜や旬の果物が並び、ファーマーズマーケットらしいにぎわいが広がっていました。
もちろん、この時期はだだちゃ豆も充実。 この日並んでいたのは、畑でも収穫した「早生甘露」で、価格は850円でした。店長によると、今年は例年より少し早めに出回り始め、お客さんからも好評とのことでした。
さらに注目したいのが、だだちゃ豆を使った加工品です。 おすすめとして紹介していただいたのは「殿様のだだちゃ豆アイスクリーム」。ミルクのまろやかさの中に、クラッシュした豆のつぶつぶ食感が感じられる、満足感のあるひと品です。名前には、地元のお殿様がだだちゃ豆を好んだというエピソードがあるそうで、土地の物語も感じられます。

このほかにも、フリーズドライのだだちゃ豆や、「殿様のだだちゃ豆ポテト」など、手に取りやすい商品が並んでいました。 フリーズドライは香ばしさがあり、塩味はやさしく控えめ。ポテトと合わせた商品は、サクッとした食感とだだちゃ豆の風味のバランスが良く、つい手が伸びる味わいでした。おやつにも、おみやげにも選びやすいラインアップです。
鶴岡のだだちゃ豆は、ただの“枝豆”ではなく、地域の歴史や気候風土、人の手によって守られてきた特別な夏の味覚でした。 畑で味わう採れたてのおいしさはもちろん、直売所で加工品を選ぶ楽しさも魅力です。 この夏、鶴岡を訪れたら、香り豊かなだだちゃ豆の味わいをぜひ現地で楽しんでみてください。
取材情報
もんとあ~る駅前店
鶴岡市日吉町3−3
【営業時間】9:30~17:30(1~3月は9:30~17:00)



