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特殊詐欺被害 過去最悪のペース なぜだまされるのか 被害の実態は

県内で特殊詐欺による被害が大きく増えています。26年の被害額は、8月末時点で統計史上最も多い8億978万円で、25年の同じ時期に比べておよそ2億6000万円上回っています。

被害額の8割を占めているのが、SNSを使ったロマンス詐欺や、投資詐欺、ニセ警察詐欺です。県警に話を聞くと、手口が巧妙になっているということです。

【県警生活安全企画課管理官 近藤孝弘さん】
「だます手口が巧妙化していて、人の不安をあおったり、投資詐欺であれば、もうかっているよということで気持ちを乗せたりロマンス詐欺であれば、あなたのことがすきですということで、正常な状態でなくすことでどんどん深みにはまっていく」

こちらは年代別の被害状況です。以前、特殊詐欺というと息子などを語るオレオレ詐欺が主流で、高齢者が騙されることが多かったのですが、ここ数年はSNSを使う犯罪が多く、年齢や性別を問わずに詐欺被害に遭っている状況です。


県警によりますと、恋愛感情を利用したこんな事例がありました。

こちらは50代男性の例です。マッチングアプリでヨシコを名乗る人物と知り合います。最初はSNSを使い、生い立ちや、趣味などたわいもない話をしていましたが毎日のように連絡を取るうちに男性は好意を抱きました。

まずヨシコと名乗る人物から「ネットショッピングの運営のノウハウを教えたい」と言われます。男性は運営ノウハウに興味があったわけではなかったのですが、「ヨシコが騙すはずがない」、「話に乗らないと嫌われて連絡が取れなくなるかも」と思い話を聞いているとヨシコから商品の仕入れ費用を要求されました。

男性は複数回にわたってヨシコが指定した口座に合計695万円を支払いました。

その後、ヨシコから「口座が凍結された。凍結解除の費用として340万円が必要」と伝えられたときに男性は初めて詐欺に気付いたということなんです。

このように、先に恋愛感情を抱かせて信頼関係を作ってから、お金の話を持ちだすのが手口なんです。

また、ニセ警察詐欺について、警察では少しでも金銭面の話がでたら一旦電話を切って警察や家族に相談することが大切だと話します。

【県警生活安全企画課管理官 近藤孝弘さん】
「ビデオ通話で取り調べをしたり、お金を要求することはない」

焦って個人情報を教えたり、お金を渡したりするのではなくて一度立ち止まって詐欺かもしれないと疑うことが大切です。