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コメの価格高騰による備蓄米放出 山形県内の影響はないか
全国的に続くコメの価格高騰や品薄を防ぐため3月18日から始まった「備蓄米」の放出。山形県内のスーパーを取材すると、米どころならではの影響が見えてきました。
【斉藤リポート】
「寒河江市のスーパー、コメ売り場を見てみると品薄状態ではなさそう。ただ、つや姫5キロで3880円、価格は上がっています」
18日、放出が始まった政府所有の「備蓄米」。今月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見込みです。県産米を取り揃える寒河江市のこちらのスーパーでは、コメの価格が前の年の同じ時期に比べ4割から5割ほど高くなっています。
今回放出された備蓄米はいつ、県内に入ってくるのでしょうか。
【フードセンターたかき元町店 沖田智店長】
「(備蓄米についての)話はまだ来ていない状況。県内は元々米どころなので『備蓄米放出の影響はあまりないのではないか』という話は来ている」
こちらのスーパーではコメの売れ行きが、前の年に比べ3割ほど減少。その一方で、パスタや乾麺などの売れ行きが伸びているそうです。コメの価格については、しばらくは「現状維持」、または「さらに高く」なる可能性があると見ています。
今回放出された備蓄米については、JA全農が落札したことを明らかにしていますが、JA全農山形によりますとこれらの備蓄米が県内でいつ流通するかは分からないということです。
【沖田店長】
「県内にも備蓄米が入ってくることで価格が下がってくるとも考えられる。それに期待しながら少しでもお客さんに下がった価格で提供できればうれしい」
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