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小学校で卒業式 地元特産品を使って卒業を祝う
巣立ちの春、県内200の小学校で卒業式が行われました。寒河江市の小学校では、地元の特産を使って子どもたちの旅立ちを祝いました。
4月から通う中学校の制服に袖を通し、少し緊張した面持ちで入場してきた卒業生たち。
寒河江市立三泉小学校では、10人の卒業生が旅立ちの日を迎えました。
佐藤匡一校長から卒業証書を受け取ると、中学校生活での目標や決意を語ります。
「三泉小学校で一番学んだことは、仲間と助け合うことの大切さ。支えてくれる真里の人への感謝の心を忘れず、将来の夢である薬剤師になれるよう文武両道で精一杯頑張ります」
子どもたちが受け取る卒業証書。県内の小学校では初となる特別な紙で出来ています。それが寒河江市が誇る特産品「サクランボ」の枝を使った卒業証書です。
県が推進する「やまがたフルーツ150周年」記念事業の一環で製作され、普段であれば廃棄されてしまう剪定された枝を活用。
地域の資源の有効活用が目的で、サクランボ生産が盛んな地元・三泉地区の枝が使われています。
【寒河江市立三泉小学校佐藤匡一校長】「サクランボの木は、三泉地区の人々が協力・尊重し、技術を磨き、技術をつなぎ、三泉の象徴ともいえるもの。その心を受け取り、三泉小学校を卒業してください」
卒業生たちは「三泉の心」を受け継いで学び舎を巣立っていきます。
【卒業生インタビュー】「(小学校で)学んだことを生かして中学校で頑張りたい。友達をたくさん作って部活動も野球部に入る。キャッチャーをしているのでチーム全員を見ながら声掛けをしていきたい」
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