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置賜伝統の養殖鯉をAIで守る カワウ食害対策始動 山形大学などの研究チームが自動追い払い装置を開発
置賜地方の伝統食材、鯉。その養殖池では毎年、カワウなどによる壊滅的な食害が続いています。こうした被害を防ごうとAIを活用した新たな対策が動き出しました。
長井市で鯉の養殖と加工を手掛ける「高橋鯉屋」の養殖池です。
【高橋太基専務】
「我々、毎年5千尾の稚魚を養殖池に投入しますが、2024年は5千尾中1千尾しか残らなかった。5分の1まで食べられてしまう危機的な状況でした」
被害の原因は、カワウやサギ。
「あいつが悪者です。」
この日も養殖池の上空には悠々と飛び回るサギの姿。飛来すると次々とコイを飲み込み、被害は短時間で広がります。
「毎日3時半ぐらいから起きてカワウを見張っているような状況が続いていて、疲弊していました」
そこで、山形大学などの研究チームと連携し、開発されたのがAIによる自動追い払い装置です。
カメラが池の周囲を常時監視。生成AIが映像を解析し、カワウやサギなどの害鳥を判別します。
対象と判断すると、ミラーボールなどから強い光を照射。鳥の動きに合わせて追尾し、接近を防ぎます。
実証実験は4月から始まり、今後は、夜間などにカメラに頼らずともカワウやサギ特有の羽ばたきや着水音を認識できるように改良を進める方針です。
「早朝に起きて追い払う大変な作業が、ロボットやAIで可能になった。困っている業者さんが低コストで導入して、全国的なカワウ被害を食い止める流れがつくれれば」
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